小学校受験 【最新】学校説明会ノート 東京農大稲花小学校

東京農業大学稲花(とうか)小学校のWeb説明会動画を拝見しました。その時の、私のノートです。
2019年開校ながら高倍率の人気校です。私の感想は最後に。


ポイント1:なぜ「農大」なのか?

  1. 東京農大では、農学・生命科学を扱う。すなわち、生き物、食べ物を扱う学問分野。生き物、食べ物こそ子ども達が一番、興味関心を持つ分野。小学校教育に最適な分野。
  2. 東京農大世田谷キャンパスと隣接しているため、大学の施設や人的資源の活用ができる。大学の、農場、食品加工場、電子顕微鏡などの施設設備の利用大学教員、卒業生の指導。東京農大と連携協定を結んでいる企業の支援も。


ポイント2:「冒険心」

教育理念は、「冒険心の育成」
東京農大創立者 榎本武揚公のことば「冒険は最良の師である」より。「冒険心」とは、未知なる新しい世界に挑む気骨(きこつ)と主体性。冒険は危険ではない。チャレンジすること。
榎本武揚は、徳川幕府からオランダに派遣され、科学と政治を学んだ。幕府が倒れて明治政府になるという時代の大きな変化にもかかわらず、その知識、技術を買われて政府の要職についた。
子どもが、どこの国でもどの社会情勢になっても生きていけるようになるための冒険心を育てる。


ポイント3:特色あるカリキュラム方針と運営

教育方針「3つの心と2つの力」
  • 豊かな感性を育む
  • 深く考える探究心を育む
  • 継続する向上心を育む。
  • 広く柔軟なコミュニケーション力を育む
  • 運動や生活をするための体力を育む。

①多様な体験活動により確かな学力を身につける
  • 体験活動は他の学校でも取り入れられているが、確かな学力に結びついていない場合が多い。体験活動をじっくり行えるように、45分授業ではなく数時間まとまった時間割(稲花タイム)として取り組んでいる。東京農大の馬術部見学、水田学習(田植え、稲刈り)など。
  
②日本語と英語での高いコミュニケーション能力を身につける
  • 英語は、毎日1時間、ネイティブ講師による授業。1クラス36人を18人に分ける。毎日やることが重要。給食、休み時間など授業時間外でも英語に触れる機会を作っている。

③元気にじっくり学び、そして育つために。
  • 給食は校舎内で調理。給食を食育の時間として様々な試み(旬の食材を使用、食事の時に説明)。
  • 最大7時間目まで授業体験重視英語の授業は毎日、理科や家庭科もある。そのため授業時間数を増やす必要がある。もし勉強が辛いと7時間目は辛いが、ゆっくりじっくり学ぶための7時間授業。
  • アフタースクールの完備。学校の中にアフタースクールがあるので安全。72名のうち70名が登録。平均すると学年の半数が利用。サッカー、プログラミング、そろばんあり。学校休業日も利用可能。


こんな子供と保護者に、ぜひきて欲しい

  1. 農大稲花の方針に寄り添い、新しい小学校文化をともに作っていくことができる家庭の子供および保護者
  2. 農大稲花のカリキュラムに対し、前向きに取り組める子供。それを 支えられる保護者。


入学試験について

3蜜を避けつつ、例年通りの入学試験を行う予定。
ペーパーと行動観察どちらも重要。どちらかに重きを置いていない。バランスの良い子供、総合的に判断して稲花小のカリキュラムをこなしていける子かどうかを見る試験。

<試験日>

前期:11月1日、2日、3日
後期:11月7日、8日
前後期併願可能

前期3日、後期2日から希望日を第1希望〜第3まで選択可能。
検定料は、前期のみ/後期のみは、それぞれ25,000円。前後期併願は、あわせて45,000円


<2021年度入学試験内容>

①テーマ作文(面接資料)

  手書き、ワープロ可、1,100字。
  昨年のテーマ「親として子どもに伝えたいこと」
  農大稲花が求める子供および保護者象を理解の上、具体例を上げながら家庭の考えを書く。

②事前面接(親子)
  • らかじめ提出していただく「テーマ作文」を資料とした親子面接(10分)。
  • 面接時の保護者は1名または2名(お仕事の都合で1名でも可)
  • 志望動機を聞くことはあまりない。(作文の中に書くこと。)
  • 質問の中心は、家庭の教育感、日常的な親子の関わり。
  • 昨年は、絵本をつかって、実際に親子がどのように絵本に向かうかを見た。
④ペーパー

学校にゲストが来て、お話を聞く機会が多いので、お話の途中でおしゃべりをしない長い時間の話を聞くことができるかをみる(お話の記憶)。
観察が多いので、一つのものを見るときのものの見方。様々な見方ができることをみる。
日常生活で頭だけでなく体験に基づいた知識をもっていることをペーパーテストでみる。
問題は私立小学校として一般的な内容。下記は主な出題分野。
  •  記憶、推理、注意、知識、比較
  •  お話、絵、位置、順序、見え方、迷路、図形、点つなぎ、言語、道徳、動植物、季節感、生活用品、数、大きさ 等


⑤行動観察

集団活動:指示に沿って、仲間と協力しながら課題に取り組む。小学校では6人のグループで行動することが多い。
運動:指示に沿って、所定の運動をする
自由遊び:指定されたルールの範囲で、自由に遊ぶ



その他の情報

  • 23区内での私立小学校新設は、59年ぶりで話題になった。
  • 現在1年生と2年生のみ在籍(来年は3年生に)
  • 1年生からの「理科」と「家庭科」がある。
  • 大学の「食と農の博物館」を事前に見学して学習することもある。宿泊学習は、伊豆シャボテン動物公園、熱川バナナワニ園。
  • プリントの配布はほとんどない。すべての連絡はインターネット。
  • 小学校6年までに、系列の東農大第一中高に進めるだけの学力をつけることを目標とするが、全員が進める保証はしていない。
  • 他の中学の受験は妨げないが、受験指導はしない。他校の受験の場合は、系列中高には一般枠での受験になる。


私の感想

 新しい小学校だけあって、昨今の私立小学校へのニーズを取り込んでくれています。実践的な学習、1年生からのネイティブ英語学習、給食あり、アフタースクール充実。
私立公立を問わず、コロナ休校のあと、いち早く授業再開した学校の一つだと思います。ICT活用のノウハウがあったからというのと、学力への意識がとても高いからかと思います。1年生の休校中の宿題は、市販のとある問題集が配られたと聞きます。校長先生もおっしゃっていた通り、「勉強はきっちりさせる」というのが方針です。学校内でのアフタースクールが充実していることは共働きには嬉しいですね。

 一方で、新設校であるが故の気になる点もあります。目標とする上級生がいないのと、高学年次の児童をうまく指導するノウハウがあるのか。面接では、「なぜ新設校を選んだのか」「上級生がいないけど大丈夫か?」といった質問があったそうです。プリントが無いなどの新しい学校ならではの文化に共感した、上級生がいなくても農大生や教授との交流がある、といったところ模範回答でしょうかね。
そして、まだ卒業生が出ていませんから、東農大第一中学への進学がどうなるかが、実際のところはわかりません。内部進学時には「一定の学力基準を設けることを検討しています」とのこと。第一中学は偏差値60前後(四谷大塚80偏差値)。なかなかの難関校ですが、このレベルについていける学力をつける、という分かり易い目標になるのはいいかもしれませんね。
6年生時点の学力によっては他中学を受験しても良いですし(その場合、内部進学資格はなくなりますが)、第一中高も、国立早慶に毎年多数進学する、大学進学校です。
そう考えると、小学校時代は共働の親にとっても通わせやすく、一定の学力を望めて、子どもの進路の自由度も高い。なかなか魅力的な学校です。


「食と農」の博物館。コロナで休館していましたが、予約制で再開しています。
 平日のみ開館
 来館希望日の前日までにWeb事前予約



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何事も、最終的には皆様自身でご判断頂きたくお願いします。

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