小学校受験 「お話の記憶」問題を克服しました。

小学校受験のペーパー問題に「お話の記憶」というジャンルがあります。

お話を1度だけ聞いて、そのあと、話にまつわる質問に答えるという形式の問題です。 
例えば以下のような問題です。長いので、大人のかたは、ざっと斜め読みでやってみてください。実際の子供達は、これを文章を見ずに、耳で聞きます。
 ウサギさんとクマさんは、噴水のある公園に行きました。公園には、イチョウの木があって、黄色い葉っぱが下に落ちています。そこに焼き芋やさんが通りかかったので、焼き芋を買うことにしました。クマさんがお財布を見ると、焼き芋1個分のお金しかありませんでした。優しいクマさんは、そのお金で焼き芋を1個買って、それをウサギさんにあげました。そして、くまさんはお金を取りにお家に帰っていきました。
 ウサギさんは、クマさんが戻ってくるのを公園で待っていましたが、なかなか戻ってこないので、クマさんが帰っていった道を歩いていくことにしました。
 最初に花屋さんの前を通ると「クマさんは次の角を右に曲がったよ」と教えてくました。次のパン屋さんの前を通ると「クマさんは左に曲がったよ」と教えてくれたので左に曲がると魚屋さんにつきました。
 その頃クマさんは、お家に着いて財布にお金を入れたところでした。その時、焼き芋屋さんがちょうどクマさんのお家の近くにきました。クマさんはお家を出て、焼き芋屋さんに「焼き芋をください」と言いました。ところが焼き芋さんに「焼き芋は、もう少ししたら駅で売るからね」と言われたので、クマさんは駅に向かいました。
 しばらくして、ウサギさんはクマさんのお家につきました。クマさんのお家は、魚屋さんの3件隣です。ウサギさんはクマさんのお家のチャイムを鳴らしましたが、クマさんはもうおうちにいませんでした。
 クマさんは駅につきました。焼き芋屋さんは、もう駅前の広場で焼き芋を売っていました。クマさんは自分の他に、お父さん、お母さんの分も入れて焼き芋を買いました。
(出典:こぐま会「過去問とっくん暁星小学校」※若干編集しています)

質問です。
クマさんは焼き芋をいくつ買ったでしょう?。(読み返してはいけませんよ!)
   
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    V

答え4つ。
文章の最初の方で、ウサギさんに1個買ってあげて、文書の最後で、自分、お父さん、お母さんの分、ということで合計4個。
焼き芋の個数が出てくるのが、文書の最初と最後に別れていて、とてもイヤらしい問題です。
それにしても、このストーリーはなんなんでしょうか。当初一緒だったウサギさんとクマさんは別れ、中盤で焼き芋屋さんが動き出すという意表をつく展開。3者のストーリーが同時進行で繰り広げられ複雑に絡み合う点と線…。と言ったドラマ的な感じで、大人でも気を抜くと着いていけなくなりそうです。
設問はこれ以外に、地図が書かれた回答用紙にウサギさんの歩いた道を描く、クマさんの家を選ぶといった設問もありました。

この「お話の記憶」は、話を聞く集中力と、文章の理解力、そして記憶力の3点を同時に試すことができる効率の良い課題なのだと思いますが、あまり長文かつ複雑なストーリー、不自然なくらいの情報量の多さの問題となると、個人的には、幼児にこれを求める意義を感じません。こういうのを私は「理不尽な問題」と言って子供にさせたくありませんでした。あまり早いうちから、難しい問題をさせてしまうと、幼児が、このお話の記憶に苦手意識をもってしまいます。そうすると、話が始まった途端に集中力が無くなる、あきらめて聞く耳を持たなくなるという、とても危険な状態になり、そして、克服するのもとても困難になります。

我が長男も、当初からお話の記憶は、大の苦手で苦労しました。
しかし、本試験前には、完全に克服できました。
先の問題は暁星小学校の過去問ですが、ウチの子は、2月に初めてやったときにはできず、5月に2回目をやってもできず、そして、8月に3回目をやったときには、できるようになりました。

苦手克服の方法はというと、絵本の読み聞かせです。

もともと、読み聞かせは頻繁に行ってきたのですが、主人も寝る前の読み聞かせを始めてくれ、毎日毎晩1冊以上の必ず読むようにしました。
絵本のいいところは、耳で聞いた話を、絵の形で把握できること。絵本の読み聞かせを繰り返すことで、聞いた話を映像化して具体的に詳細に理解するクセが自然とつくのだと思います。映像化した内容は、記憶に残りやすいですから、設問の回答も正確になります。
そして、読み聞かせの時は、決して設問形式ではなく、「あのときネズミさんはどう思ったんだろうね?」などと会話して、一緒に話の内容を、あくまで楽しく振り返ります。読み聞かせが楽しい時間になれば、子供の方から「今日も本読んでー」と言ってくるようになります。

これで、①話を聞くことに拒否反応が出ないように、②お話後の会話で理解力を高め、③絵による映像化で記憶力をつける、という「お話の記憶」に求められる全ての能力に効果があったと、素人分析をしています。

そしてある程度、試験問題にも慣れさせる必要はあるため、過去問、問題集の「お話の記憶」の問題も集中的にやりました。
ただ、「理不尽な問題」は最初は避け無いといけません。またイヤになってしまいますから。
では、良質な問題はどんな問題なのか…

たどり着いたのが、筑波大附属小学校の過去問でした。

話自体は長めなのですが、ストーリーがシンプルで、ひっかけなどもない。
設問の数が多いので、登場人物の服装や道順、数の問題など、いろいろな観点がバランスよく問われていました。うちではこの過去問10年分をやりました。

5月の終わり頃から始めた対策で、10月の試験前においては、お話の記憶マスターになってました(笑)
まず間違えなくなり、幼児教室クラスの中でも、唯一全問正解ということもよくありました。大人の我々からみても、「一度聞いただけで、そんなのよく覚えているな〜」と感心させられます。

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日本学習図書「筑波大学付属小学校 新お話の記憶攻略問題集」いま品薄のようです。


※このブログの内容は個人の感想です。情報の誤りや、私の誤認識に基づく意見もあるかも知れません。何事も、最終的には皆様自身でご判断頂きたくお願いします。
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