慶應義塾幼稚舎を目指す、ということ。

慶應義塾幼稚舎の学校説明会は、毎年7月に行われますが、今年はやはり中止になってしまいましたね。
説明会に行かれないことで、もしご心配な今年受験予定の方、誤解を恐れずに言うと、幼稚舎の説明会はそれほど重要ではありません。合否に影響するような情報もありませんでしたので、ご安心ください。
昨年の説明会の模様は、先日の記事に書きましたので参考にされてください。
ただ、読み返してみると、ほとんど私の主観的な論評になっていて、もはや説明会のレポートになっておらず申し訳ありません。。
忠実なレポートは、お受験専門の他のブロガーさんたちが書かれていますので、そちらでご参照を。

さて、今日は幼稚舎ついでに、少し、私なりの幼稚舎試験の考察です。

ペーパーがなく、体操+絵画という、独特の試験スタイルですので、幼稚舎を志望するとなると、それ専門にかなりの時間をかける必要があり、本気で目指すには覚悟がいります。体操も絵画も他校で求められるレベルの1段上なので、受験対策が無駄とは言いませんが、過剰になるきらいはあります。体操と絵画、両方とも重要かつ大変ですが、限られた時間の中で、どちらにパワーを配分するかというと、私の感覚では、体操>絵画です。

福澤諭吉の「まず獣身を成して、のちに人心を養う」とは、幼稚舎がことあるごとに出してくるフレーズで、直訳すると、「(子供は)まず身体能力を高めることが先決だ、そして、あとから人としての教養を身につければよい」ということですね。ただ、この話、私が思うに、福澤諭吉の時代は、衛生環境や社会情勢が今よりも良くなかった頃ですので、まず、健康で丈夫な体を作らないことには、いくら勉学に励んでも、体を壊したり、争いに巻き込まれたり、最悪、亡くなってしまっては元も子もない、という意味だったのではないかと。
また、勉学も、当時はそれ自体が大変で、例えば教本は手書きで書き写さないといけないとか、特定の学問を学ぶには遠方の地で足で情報を集めないといけないとか、生きるか死ぬかの危険を冒して海外にいかなければならないなど、学ぶことも体が勝負!という、そういう時代背景があってのこのフレーズだと思うのです。

それに対して今ってどうですか?当然、当時とはぜんぜん状況が違うわけで、まず安心安全な社会が既にあり、ふつうに暮らしていれば健康で生きられ、運動トレーニングの環境も学習環境も昔とは比べ物にならないほど整備されていますから、別に、運動ともに勉強したって良くない?なんて思ってしまいます。
ということで、私は個人的にこの理念には賛同しかねるのですが、まあ、そんなのは外野の遠吠えであって、幼稚舎が本試験で身体能力の高さを求めるのは確かです。

試験対策でサーキット(課題として設定された障害物をクリアしていく形式のテスト)を卒なくこなすだけでは足りなくて、求められるのは、”体のバネのある子”。弾むように走り、高く跳び、素早く動ける身体能力を持つ子です。体幹のしっかりしている子、と言ってもよいでしょう。基礎体力の向上は一朝一夕にはいきませんから、幼児の早い段階で、遊びや運動をしっかりして、体づくりをする必要があります。よく、幼稚舎を目指すには、生まれた時から対策が必要といわれますが、こう言った意味では、あながち大袈裟ではないなと思います。


また、絵画も、レベルは確かに高くて、他の小学校では求められない水準なので、幼稚舎を志望するとなると、絵画を特別に習得する必要があります。幼稚舎受験の絵画専門の先生なんかもいらっしゃって、通っているお子様もいるそうで。ただ、完全に個人的見解ですが、私は、年中からのトレーニングでも十分に間に合うと思いました。大切なのは子供が描くことが好きになること。そのためには親は絵を褒めて褒めて褒めること。まずは本人が好きな対象物を自由に描かせてあげると良いと思います。その上で、描きたいものを子供自身が満足できるほどに描けるようにするには、最低限の絵画の技術があったほうがよく、そこで絵画の授業、絵画の先生が必要になってきます。
様々な表情のヒトの顔、様々の動きの人物、様々な種類の動物、様々なシチュエーション(イベント)が、一通り表現できるように。あとは、丁寧に色塗りができること。そのあたりができて、自分でも思い通りに絵が描けるという自信がついて、ますます描くことが好きになって上手になる、という好循環が生まれるようにします。

絵の題材となる経験やエピソードですが、オーロラを観たとか、イルカと泳いだとか、サバンナでチーターとかけっこした(?)とか、一発勝負の目立つエピソードではなくて、ふつうに、家族で海で泳いだ、山登りをした、博物館/水族館に行った、朝顔を育てた等、小さなことでもたくさんの楽しい経験があることが重要かと思います。夏の間を夏期講習で埋めてしまってどこにも行かないというのは寂しいですね。お受験といえども年長の夏は一生に一度、楽しい思い出を作ってあげないといけないと思います。

ひとつ、絵の題材について注意ですが、キャラクターものについて。
ドラえもん、ポケモン、〇〇レンジャー、女の子だったら、アナ雪、プリキュア?(すみません、昨今の女子事情に疎いのですが)は、おそらくですが、アウトです。
よく、絵画の先生からは、「大人の求める絵を描く子にならないように、子供らしい絵を描くように。だから、あまり大人が指導しないでください。」といわれます。とは言うものの、キャラクターものはある意味子供らしい思うのですが、お受験の題材としては避けたほうがよい気がします。
本試験直前になって興味をもってしまって、どんなお題にも必ず仮面ライダーを描くようになったら、お母様の心中は穏やかではいられません。少なくとも小学生まえまでは、キャラクターものは、見せない、触れさせない、ようにした方がよいでしょう。


※このブログの内容は個人の感想です。情報の誤りや、私の誤認識に基づく意見もあるかも知れません。何事も、最終的には皆様自身でご判断頂きたくお願いします。
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